アーカイブ | 11月 2012

War

☆。。。
戦争は、聖なるもの、神の制度である。これは、世界の神聖なる法則の一つである。戦争は、人間のうちに、あらゆる偉大にして高貴なる感情、すなわち名誉心、無私、徳性、勇気などを涵養する。要するに、それは、人間が、最もいまわしい物質主義に堕するのを防ぐのである
。。。☆

フォン・モルトケ

☆。。。
 私は、戦争という、この言葉を考えただけでも、ぎょっとする。あたかも、妖術とか、異端糺問とか、何か遠い昔の、もうすんでしまった、いまわしい、奇怪で、不自然なことでもきかされるときのように。
 食人種のことでも話題になると、われわれは、そういう蛮人たち、ほんとの蛮人たちより自分らの方が優れていることを公言して、誇らしげに微笑する。負けた側のものを食おうとて戦うものどもと、殺すために、ただ殺すだけのために戦うものどもと、どちらが優れているか?
。。。☆

モーパッサンは戦争を人一倍嫌悪してるので
天才的な殺戮者フォン・モルトケが平和使節に対して語った
最もいまわしき物質主義に堕せずという戦争の意義を
何度も繰り返しながら揶揄してる(・へ・)

モーパッサンの紀行『水の上』より

The Unauthorized Version Truth and Fiction in the Bible

☆。。。
命令にそむくこと、反抗。それこそ人間がもともともっていた美徳だ。
。。。☆

オスカー・ワイルド

☆。。。
すべての注釈者は、それぞれに自分のエデンをつくりあげている。
。。。☆

ヴォルテール

ロビン・レイン・フォックスの『非公認版聖書』より

Reading Life

☆。。。
 ところで、書物はうちに究めつくせぬものを蔵している間は、かならず生き続けるものである。ひとたび測りつくされるや、ただちに生命を失う。(中略)
 書物のもたらす真の愉悦は、それを何度でも読みかえし、そのたびにそれが以前とは異なったものであることを知り、他の意味に、すなわち意味の別次元に出あうことのうちにあるのだ。(中略)なぜなら、ある書物が六たびの読書を要求しうるものならば、かならずやそのつど諸君をますます深い経験に導き、全霊を――情感と知性をひっくるめた魂の全体を――ゆたかにしてくれるに相違ない。それに反し、六冊の書物をただ一回ずつ読過することは単に皮相な興味の堆積に終るにすぎぬ。しかもこれは現代の耐えがたき厄介な堆積というべく、所詮は真の価値なき量の世界にのみとどまるものである。
。。。☆

D・H・ロレンスの『黙示録論』より

何かと話題の楽天KOBOはロレンスと全く逆の発想だな(・へ・)
Reading Lifeで読書を分析